寒暖差ぎっくり腰
寒暖差ぎっくり腰・・・
年間通して1~2月が最も低温となり体感的にも寒さを感じる時期ですが、先日は2月にも関わらず関東でも20℃に達した日があり気象庁が春一番を発表しました
その後、週が変わって翌週には急激な冬型の気圧配置に見舞われ、気温が一気に10℃を下回る真冬日へと逆戻しまいました
このように気温差が激しくなると、私たちの身体は自律神経が乱れ様々な症状が現れます
最近メディアで頻繁に発信されるようになった「寒暖差ぎっくり腰」も、この急激な気温の低下で、筋・筋膜や関節が強張り、神経の緊張、血管の収縮などが原因で発症します
体内が外気の変化に伴い目まぐるしく対応を迫られ、キャパをオーバーして負荷に耐えられなくなった瞬間に「魔女の一撃」を食らい急性腰痛が発症します
このような場合、急性期の症状ですからマッサージやストレッチは行わないようにして下さい!
「筋・筋膜などの皮下組織や椎間関節(背骨の関節)が壊れて、細かな”傷が発生”してる状態」とご理解下さい
皮膚の下で傷が発生しているわけですから、揉んだり・伸ばしたり・・・は傷口をかえって広げてしまう行為となり、予後が非常に悪くなります
その時は気持ちよくマッサージを受けていても、次の日の朝に激痛で起きられなくなってしまった―!と、当院にもよくご相談が寄せられます
先日、TVで放送されていた整骨院の治療シーンで、ギックリ腰の患者さんにマッサージをしている放送を目にしました
その時の整骨院の先生は、筋・筋膜性腰痛なので緊張した筋を緩めるために指圧をしたり揉んだりして疼痛を和らげていきます!とインタビューに答えていました・・・ビックリ仰天・・・かなりの違和感を覚えました・・・現実問題、このようなところが多いのは事実です
※初期の処置としてはNG行為ですので治療する際はお気を付け下さい
更に深堀していくと、筋・筋膜の炎症が原因で症状を自覚しても、何故、そのような辛い状態に陥ってしまったか!?を考えなければなかなか問題は解決しません
実際に臨床の場で多く感じているのが、骨格の歪が原因で左右”非”対称に動いていて壊れている!ということです
この問題は100人いれば、ほぼ100人が骨格アライメントに問題があり、この身体のフレームを治さない限り根本的な痛みを断つことはできません・・・自転車のフレーム(骨格)が歪んでいて動かしていたら、ネジが緩み外れた!チェーンが軋み外れた!タイヤが片減りを起こしパンクした!・・・この状態で各パーツの症状だけを直しても中心の軸(フレーム)を直さない限り、また同じ症状が末端で発生します
繰り返し身体が壊れる!病気に繰り返し襲われる!・・・左右対称にデザインされた身体の構造の何処かに問題があり、時間をかけて機能に異常を来してるとしたら!?・・・このような問題は容易に想像できるのではないかと思います・・・
私たちの全骨格の上位中枢には頭蓋骨と脊柱が配置され、その内側に脳神経と脊髄神経が収まり下降して広がっています
身体は一つのユニットですが、骨と中枢神経は特に一体構造です
身体の軸と全体のフレームに問題があることに気付かず、その外層を覆う筋膜や筋肉にフォーカスしていると、この構造的なコアの問題の根本を解決することはできません
横浜白楽セレン整骨院では、例えばこのようなカラダ取説の理解を前提に、壊れてしまった方々の処置・治療・リハ・運動までをアドバイスさせていただいています
身体が一番・・・その先に健康があります